荒野の狼

日本統一2の荒野の狼のレビュー・感想・評価

日本統一2(2013年製作の映画)
2.0
「日本統一」の第二作。第一作の豪華出演陣に比較して、本作ではこれらのゲストの出演場面は第一作の回想シーンなどを含めた数分と短い(千葉真一と梅宮辰夫は数秒の出演)。第一作の復習のシーンが長く、本作自体のストーリーは極めて単純で薄っぺらいが、そこが魅力とも言える。ストーリー展開も、アクションも今一つなのだが、暴力シーンも穏当で安心して、緊張感なく、見れてしまう。飽きが来ずに、あっという間に見終わってしまうのが不思議。30分の連続ドラマの一回分を見るくらいのスピード感と内容の軽さがあり、見た後に充実感はないが、疲労感もなく、第三作も見ようかなくらいに思わせてしまう内容(連続ドラマの次回を見ようかなと思わせるくらいの気分)。
本作は、山口祥行の紹介と言ってよく、本宮泰風は出番があまりなく、本宮のアクションは皆無で残念。山口祥行(よしゆき)の本作でのアクションは素人のケンカファイトに終始しており、第一作と二作を見る限りにおいてはJAC出身らしいプロフェッショナルな格闘シーンはないが、本作では大浴場でヤクザと一緒に入浴するシーンではビルドアップされた上半身を披露している。
特撮ファンには山口は「仮面ライダーカブト(2006年)」のレギュラーである「田所修一」役でしられており、同作品でも強面(こわもて)であるが実家は蕎麦屋。この蕎麦屋をついだのが強面の弟で、これを演じているのが勝矢秀人(かつや・ひでと)。勝矢は日本統一では、侠和会の斉藤浩樹を演じており、本第二作では銃でのアクションがある。
荒野の狼

荒野の狼