ペコリンゴ

愛しのフリーダのペコリンゴのレビュー・感想・評価

愛しのフリーダ(2013年製作の映画)
4.0
記録。
聞く価値のある、ポピュラー音楽史上最も重要な思い出話。

うーん、これは良いものだ。
程度の大小問わずビートルズファンには堪らない素敵な映画。

フリーダ・ケリー。
ビートルズの秘書をしていた人物で、いちファンというポジションから、最もメンバーに近い立場に身を置くことなったシンデレラガールだ。

本作は、出版のオファーを断り続けてきた彼女の口から語られる、貴重なエピソードの数々をパッケージングしたドキュメンタリー作品。

ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ。メンバー(元ドラマーのピート・ベストまで!)は勿論のこと、彼らのマネージャーとして著名であったブライアン・エプスタインらの人物像を知り、当時の熱狂的な空気感を追体験することができる。

これは僕みたいに後追いにならざるを得ない世代には非常に有り難い。
ラストでは嬉しいサプライズも。

個人的には、劇中で使用する楽曲はビートルズの曲だけに統一した方が良かったなぁなんて、一番好きな「I Saw Her Standing There」を聴きながら思うのでした。