Donatello

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のDonatelloのレビュー・感想・評価

3.4
前作の「300」を観ますと、何が凄いって「どのシーンをコマ単位で切り取っても割とアートな感じ」っていう部分だと思ってる訳ですよ。
レオニダス王のジェラルド・バトラーさんもさることながら、「ステリオォォォス!」って呼ばれて出てくるマイケル・ファスベンダーさんのハジけっぷりもすこぶる良かったんで好きなんですがね。
スパルタ兵だけに、いや全然関係ないけどゲームの「スパルタンX」みたいに横スクロールで突き進んで行く感じはもうプレステのコントローラー握りしめてコンボ技出したくなる位だった訳です。
しかし贅沢を言ってはいけない。続編だから大目にみないと。ハードル上げてはダメダメ。っていう気持ちを忘れてしまうくらいのダメっぷり。
まず全てがグレードダウン。映像もゴチャゴチャしてて分かりにくい。前作のチョイ役ですらそれぞれが醸し出していた不気味さもなりを潜め、前作ほどの迫力もない。
海戦だもの仕方ないよって思うけどもう無理。味方のターン!味方のターン!相手のターン!て海戦ゲームか。「バトルシップ」か。
ラブシーンひとつとっても、エヴァ・グリーンがオッパイ出して頑張ってるのに、バトラー×へディのエロティックには全然及ばない。エヴァさんそこで出すならジェームズ・ボンドの時とかもっと出しとけと。いやエヴァさんは別に悪くない。
まぁ「300」の続編でなく、こういう戦争ものだと思って楽しめばイイんでしょうきっと。
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