くじら

嗤う分身のくじらのネタバレレビュー・内容・結末

嗤う分身(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 ジェシー・アイゼンバーグ目当てで視聴。不思議とノスタルジックで暗い謎な世界観だった。映像も古めかしくてこれが2014年の作品なことに驚く。途中「上を向いて歩こう」ともう一曲日本語の歌が流れてたから、なんだか星新一の世界みたいにも感じた、暗くて皮肉で短くてサクサク見れたし。雰囲気は好きな感じの作品だけど何が起きてるのかが世界観ごと理解できてない。

あらすじ
 存在感のないサイモンは同じ職場の憧れのハナ(向かいに住んでる)の部屋を望遠鏡で覗いていた。するとこちらに手を振って飛び降りる男が。自殺の現場を見に来たハナと話していると、自殺した男はハナのストーカーだったと言う。ハナの言葉が胸に刺さるサイモン。
 ある日職場に自分と同じ顔のジェームズが入社してくる。快活でやり手なジェームズの身代わりとして仕事をさせられてしまうサイモン。また憧れていたハナもジェームズに取られてしまう。そして脅され自分の部屋の鍵もジェームズに取られてしまう。だんだん存在がなくなっていくサイモンはついに会社からも存在しないとされてしまう。
 サイモンが自殺しようとした時最後にハナを見ようと望遠鏡を覗くとハナは服毒自殺した状態で眠っていた。ハナを病院に連れて行きハナは助かるも、自殺を止めたことに対して怒られてしまう。ハナにはあなたが自殺して私は止めないからと言われてしまう。
 部屋に戻ると母が死んだという電話が。葬儀に向かうとそこにはジェームズが。怒りに任せてジェームズの顔を殴ると自分からも同じように鼻血が。神父?にシャベルで生き埋めにされるも何故か生きてる?
 自分の部屋に戻り、寝ているジェームズを手錠でベッドに繋ぐ。ジェームズの首を見ると、自分が以前ジェームズに切りつけられたところと同じところに傷があった。サイモンは自分の頬をナイフで斬り、起きたジェームズが望遠鏡で覗く前で飛び降り自殺をする。
 救急車の中で目覚めるサイモン。

感想
 ループ?時代設定はいつなんだろう…大佐?、コンピューターの元祖みたいなの、コピーとりの女性、中国人への蔑視やゲイへの蔑視発言があったりするし…少なくとも上を向いて歩こうの1962年以降なんだと思うけど。
 最初の方のCMや意外とジェームズの「理解すべきだ、データ入力収集、コンピューターをね。ここで記録してるのは彼らの希望、夢、愛だ。人間はバラバラで繋がってない。匿名の人々に不死を与えてる」の発言が理解のヒントなのかも?まぁ全然分からなかった。
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