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インセプションのATCのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやぁ、これは面白かったです。

個人的にノーラン監督は、時間を切り刻み再構築する、といった作風ばかりかと思っていたが、「映画全体の時間軸は連続するが(伏線回収として戻ることはあっても)、時間軸内での空間を複数構築する」という、なかなか難しいことをうまくまとめていたと感じる。監督自身、小さい頃から夢に興味を持っていることもあり、監督のバックボーンをほんの少しながら触れることができたなと思う。

ただ、ミッションのロバートへのインセプションとコブの最後のシーン、更には冒頭のシーン(ここに関しては時間軸が劇中のどこにあったのかが不明)までもが用意されるのは、議論の余地が増えてとても嬉しいが、ちょっと欲張りセットかなと思ってしまった。

いずれにせよ、監督の狙う含みを多く持った面白い作品でした。
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