西村権太郎

ダラス・バイヤーズクラブの西村権太郎のレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.4
※※※
投稿して1時間ぐらい経ちますが、
大事な事を書き忘れたので
加筆します。

全然運動とかしたくないのに
死ぬ程滅茶苦茶トレーニングとかしたくないのに、
鬱病になって自殺しない為に
仕方無く走ったりしてるんですよね。。
一応週4ぐらいで軽くワークアウトしてます。
走ってる間、大事な事書き忘れたのを思い出したので書きます。

彼が結局の所世界中飛び回るビジネスマンになった、と書きましたが
その事業、

人助け

なんですよね。
自分も助かるし、事業っちゃあ事業だけど、
人助けなんです。

でもまあどのビジネスも、
生活を便利にする物を開発したり
それを売ったり
社会の為になるものなんですが、

そうゆう意識を持っていない輩が多過ぎる!
社会には。
日本には?かな…

兎に角。
9割の人間はアホ。

利益を優先し過ぎたり
医療や治安維持が目的なのに、
真逆の行動の公務員とか

バッカリだと思いませんか?

で彼は、と言うと
偽善はゼロです。
全く嘘が無い。
そこが気に入りました。

急に善人になって
演説を披露したりお涙頂戴場面
そうゆうのは皆無。
ただ、やっただけ的な。

そっからしたら
24時間テレビとか
感動させようと躍起になるオリンピックは
ゴミの様に感じます。

だってAOKIとかだし
可愛いマスコッツも
癒着イエイの可愛い笑顔。
お金ありがとう!とかの笑顔のマスコッツ。

↓↓↓元々の投稿

私にはHIVの友人が何人か居ます。1人は皆も知っている筈の芸能人だったりします。
死ぬ病気じゃなくなって、(投薬をしていたら)ウツる病気じゃなくなって
本当に良かったと思いますが、
陽性と診断された時は、やはり負担だったそうです。
特にご両親が激しく動揺した、といったエピソードも聞きました。

又、ライターの仕事をする中で、服役・逮捕経験の有る方等から話を訊いた事も有りますが、警察や裁判所、官庁・公務員の倫理観の欠如に驚かされる内容も多々有りました。

背広の中身は腐ってる役人ども。
一方で、不潔で堕落した粗暴な男だったのに、自身が生きたい一心で活動して行くにつれ身なりもキチンとなり、わざとらしくなく勉強熱心に・勤勉に
必要に応じて変化し、
あれだけ毛嫌いしていたオカマを
1人の人間として敬意を払い、人格を尊重し
温かいハグをする迄に成長した
ロン・ウッドルーフという実在した方。

整然と、リアルに汚く、説明臭くなく描かれていて
演出の手腕に感心しました。
この監督がリーズ・ウィザースプーンと組んだ"wild"も
私は暫くベスト10に入れていた素晴らしい作品でしたが
作品として素晴らしかったです。

ジェニファー・ガーナーは
本当に良い女優さんですね!
"loveサイモン"でも息子にカミングアウトをされて動揺する役でしたが、
一貫したテーマを持って
作品を選んでいるのかも知れません。

あと弁護士さんが可愛かった。
アリソン・デュボアの弟かな。

↓↓↓
汚く乱暴なブルーカラーのウザいイケてないオッサンが
いつしか世界を駆け巡るビジネスマンになっていったり、食事・栄養価に気を配り、人の不摂生をやめさせる迄になり、キモいオカマにも人としての愛情を抱く。
子供も欲しかったと言う場面は
私には印象に残った言葉となりました。

それと体制の腐敗や人命の尊さ、特に言及は無いものの、セクシャル・マイノリティーの生き辛さ迄描いて、内容が濃いにも関わらず
説教臭さがゼロ、な
素晴らしい作品でした。

「アメリカ南部の乱暴な行儀の悪いホモ嫌いのホモソーシャルど真ん中野郎」
が嫌いなので抵抗有ってなかなか観れずにいましたが

本当に素晴らしい作品でした。
是非多くの方に観て頂きたいと思っています。
西村権太郎

西村権太郎