滔々と流れるいわば「ストリームムービー」
何と言えばいいのか、この手の大河史実物は観客に感動を与えるとかが主眼ではなく、「これこれの事が昔あったんですよ」と伝えることが第一の為か、滔々としたストーリーの流れに呑み込まれてしまいがち。はっきり言えば本作視聴は睡魔との戦いであった。
シナリオ自体は理解困難ということはなく分かりやすいけれど、やたら多用されるスローモーションも単調な背景音楽もややダークな色調も全てが催眠要因。
劇中では結構感動物語が演じられてはいても、こちらは完全に置いてけぼりで共感・感情移入が撥ね付けられているような奇妙な感覚。役者陣に対し「勝手に映画の中で自己陶酔していろっ!」と不貞腐れてしまうと言えばいいのかね。笑
結局は知性及び感情メーターゼロレベルの辺りを終始指しながらエンドになってしまった。※本件に関しては史実に対する好奇心もほぼ皆無。
総評プラスマイナスゼロ
002010