「フィクサー」と同じ、トニーギルロイ監督作。
世紀の大発明をめぐる企業戦争に、元CIAと元M16出身の男女が、産業スパイとして入り込み、だましだまされるという、いわゆるコンゲームもの。
どんでん返しが痛快!快感!というのが、コンゲームの楽しみなのに、めまぐるしく変化する時間と空間と2人の関係と登場人物と企業間の(くどい。笑)状況を把握するのに精一杯。ラストにはすでにくたくた……「あ、そう」みたいな。
「過ぎたるは及ばざるが如し」ですな。
どうでもいい話ですが、わかりやすいプロダクトプレイスメントで、主人公2人が水のようにモエを飲んでました。水のようにシャンパンを飲む……一人暮らしの夢だった。
ラストシーンはもちろん、ドンペリ。
(2009年5月記)