ユカリーヌ

春を背負ってのユカリーヌのレビュー・感想・評価

春を背負って(2014年製作の映画)
3.6
【過去に観た映画】2014.6.22

山岳モノは、あまり観ないけと、豊川悦司が出てるので。

景色が主役という感じで、人間ドラマ部分が弱く、葛藤や試練が少ないかなと思ったら、やはり、後でパンフを読むと、監督は「人の佇まいを撮りたかった」とあった。

役者として、虚構を演じるのではなく、人間として、そこて体感するということに重きをおくので、あえてドラマチック過ぎないようにしたよう。

豊川さんのゴロさんというキャラは魅力的で、良かったが、クライマックスにいたる所は、無理があるなあと、思ってたら、原作では、もっと年齢が上の設定とか。
でも、実際には、高齢で山登りは、厳しいので、豊川さん位の年齢にし、キャラも彼に合わせたとあった。

だから、全体的に役者がナチュラルで、さわやかな感じだった。
個性的な脇役もたくさん出ていたが、あまり出番や見せ場がなかったのが、ちょっと残念。
ゼータクなキャスティング!

監督は、全国の映画館を回り、色合いの確認をしたそうで、自然の色のコントランスとか、美しい景色をより、素晴らしく、雄大に見せるアングルなど、見応えがあった。

高山病になる位の山なのに、ケータイは通じるんだねとか、就活中に山に登るのかと、疑問というか、気になったが、原作未読なので、解らず。
ユカリーヌ

ユカリーヌ