【短い感想】
記念すべきモンスターバース第1作。
所謂ギャレゴジですが、画面がずっと暗くても割と気にはならないタイプの私でさえ、この映画の終始“薄暗さ”超えた“濃暗さ”は気になった。
あえて全貌を見せないことの美学みたいなものがあるんだろうけど、明るくても十分ゴジラが恐ろしくて虚構な存在であることは過去のシリーズや『シン・ゴジラ』が証明しているので(この作品はシンゴジより前の作品ではあるけど)、「怪獣映画なんだからもっと景気良くいきましょうよ」と言いたい。
(*ここから下は、若干ネタバレあります。)
ゴジラがムートーをぶん投げる姿と口移し光線で倒すのには笑った…あれだけやっといて、最後がそれ?っていう。笑 ていうか、ムートーは大してフォルムに魅力がないのにゴジラより出しゃばりすぎている気がするし、そもそも必要だったのか…とも思う。
個人的にはゴジラとムートーが闘っているシーンよりも、ビノシュとクランストンが壁を隔てて別れるシーンとかスクールバスがゴジラの登場で大暴走を繰り広げるシーンの方がエモくて好きだったので、怪獣映画としての良さはあまり感じられませんでした。
実質、主演ポジションは渡辺謙だったような気がするし。笑
あとオープニングクレジットは、これから何かが始まる予感をぷんぷん匂わせていて素晴らしかったと思います。