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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

3.1
『安牌への航路🌊🚢』

前作での、航海より徒歩に比重を置いた移動をまさに“後悔”するかの如く、原点回帰を果たした第5弾にして、今のところのシリーズ最新作❗️1作目から劇場で観てきた者としては、当然この作品も「大きなスクリーンで観る!」と決めておりました🎦 しかし、夏の繁忙期の忙しさに負けて、結局赴かず... とはいえ、近頃はすぐにレンタル解禁となるいい時代❗️💿(あまりに早い故、劇場に行かない人もいるんだろうなとも思いつつ...)なので、レンタル開始後すぐに借りて観たんですが...

そしたら、まさかの寝落ち😴...
だからまた次の日の夜も“📺”したのに、➡️また、寝落ち...
結局観るのに3日もかかってしまいました😅
そんな事もあって結局レビュー出来ず終いだった為、リベンジとばかりにわざわざまた借りてきての再鑑賞とあいなりました🤓

何だろう🤔❓
面白くないわけじゃないんだけど、『ワールド・エンド』までは感じていた、活劇に対してのドキドキやハラハラが感じられず、自分は興奮していないんだなと冷静に感じてしまうこの感じ。『コン・ティキ』の監督おふたりの画作りは素晴らしく「大海原に船が映えるねぇ✨」とは思うものの、感心止まりなこの感じ。

だから、考えてみました。
ボクがそう感じた要因のいろいろを。
・「新作として“冒険”していない」
⇒これは難しいところなのですが... ちなみに心機一転冒険し過ぎた前作は個人的シリーズワーストです⤵️
・「良くも悪くもの原点回帰」
⇒“彼”を主役に据えちゃった前作の大きな勘違いからの原点回帰は素晴らしいです。ただ、1作目の様なアンサンブルは残念ながら描けず...
・「ヒロインの取り扱い」
⇒1作目はエリザベスの覚醒の物語でもあり、令嬢というキャラで屍の船に放り込まれる面白さが働いてました。しかし、カリーナは“あの”素性もあってか、登場時から良く分からない位置付けのキャラの為、そういう展開を望めるわけもなく...
・「敵達の深み」
⇒サラザール達の設定自体、過去作の展開中に対しての大きな突っこみ所であり、さらにはデイヴィ・ジョーンズとほぼ同じ事を一作品の中でさせようとした為、いろいろと無理がたたり中途半端な事に...
とまあ、羅列すれば思う所はいろいろと。

しかしながら、「多くの人が楽しめる映画か❓」という宿命に対しては、それをしっかりと果たした作品に仕上がっていると思います。そこは、やはりさすがブラッカイマー御大✨なので、前述のぼやきはファンだからこそ求めた高みだとお考えください🙇ただ、大ヒットシリーズだから難しいところだとは思うのですが、安全なヒットを狙いにいった安牌に徹した感は否めない、攻め要素の少ない作品であったと思います。

北米での興行が奮わなかった為、今のところ次回作の予定はないそうです。そうなってしまうと、邦題の通りこれが“最後”という事になると思うのですが、恒例のエンドロール後のお楽しみもあった訳ですし、若手キャストはもう一作分の契約も交わしているそうなので、どうせなら正真正銘の最後の花火を派手にぶち上げてほしいな、とも思うPANDAなのでした🐼
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