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ミニオンズのYOKのレビュー・感想・評価

ミニオンズ(2015年製作の映画)
4.0
テレビつけたら30分くらいすぎちゃってたところだったので最初から観たくて再生。n回目の鑑賞であり今後も永遠に観る。

免責事項のところにしれっとオットー(かな?)がいたり、そういえば新作映画ではユニバーサルの曲をミニオンが歌ってくれてなかったなぁと思った。久々に観ると発見がある。

OPソングも可愛ければサラッとミニオンズたちの誕生を描いてくれていてあっという間に増殖していて既にめちゃくちゃ可愛い。なぜ現実にはミニオンズが居ないのか…悲しい…。

歴代のボス、手下であるミニオン達のせいで命失ってるの笑う。この子達を部下にしたばっかりに不幸な目に合うし、ミニオンズたちはボスのキープに努めながらも手前達の背で失うの本当に楽しすぎる。全力で助けた?とは?

今作の悪であるスカーレット・オーバーキル、これまで出てきた怪盗グルー&ミニオンズシリーズの中で1番好き。可愛くてセクシーなの声、天海祐希上手い。

普段はマイペースなのにここぞとばかりに出しゃばるスチュアートほんと可愛い。これまでボブの可愛さに霞んでしまってしまっていたけど、改めて観るとスチュアートもケヴィンもすごく良い。この3人組好きー。

舞台が1968年なので今はあって当たり前の建物がまだ建設中だったり、町がまだ未開発だったり、アポロ11号のメンツがヤラセしていたりと時代を感じるのとても良き。

ひょんなことからイギリスの国王になってしまうボブをあっさり受け入れるイギリス国民みんな可愛すぎんか。キングボーブ!!!しか通じないのでそれ以外の単語でスピーチしてる時はポカンとしてるのもすごく好き。まさかのアビーロードを歩く彼ら(の足)も見れる。

イギリスを我が手に!と王冠を手にしようとするスカーレットの夫であるハーブもキャラ立ってて好き。地下の拷問部屋でミニオン達とキャッキャしながら拷問器具&死刑道具で遊びながら写真撮っちゃうの、お前絶対良い奴だろってのが伝わってきちゃう。

数多くのミニオンズの代表としてメインの3人が新たなるボスを探しに旅に出て遥々イギリスまで来てしまう傍ら、その他のナカマー達も住処をおわれて旅に出、最終的には合流してみんなで頑張るのがとっても可愛い。ナカマー!!!

結果としてじゃあ誰が最強だったん?って言われたらきっとみんな口をそろえてこう言うのだろうけど、圧倒的にエリザベス女王。フィリップ(エディンバラ公)どこ?ってくらいピンで行動しピンで最強だった。こんな女王の治める国に私も生まれたかった。

スカーレットまじで悪。イギリスのトップに立ちたい理由も自分本位なものだし、セリフも直ぐに「処刑!処刑!」と不思議の国のアリスのハートの女王か?ってくらい過激。顔つきも常にキレてて悪役感強め。好きだわー。

アクションシーンとかミニオンズのドタバタっぷりとか、ぶっ込んでくるギャグとかは新作の「ミニオンズ フィーバー」の方が強い。より子ども向けというか、めっちゃ笑える。

今作ももちろん笑えるんだけどそこまでめちゃくちゃ笑えると言うよりは、やだ!ミニオンズ可愛い!って方が強い。ただ、ストーリーがしっかりしててだれるところが無いかなってのはこっちのが強い。どっちが好きかは好みによるだろうけど、私は新作のが好き。

グルーという圧倒的ボスが不在の時代を描いているので、ミニオンズという「悪に忠誠を誓いどこまでついて行く」がまだ安定しておらず、ミニオンズらの仲間意識の強さやどんなときも「ナカマー!」と仲間を思っている姿が強く描かれている作品だった。

そう、どんなに皆に認められ褒めそやかされてもミニオンズたちに必要なものは「ずる賢く悪意に満ちた完璧なボス」。未来のボスであるグルーに出会うのもこの作品であり、やっぱりグルーが出てくることでこのシリーズがある!って強く思ったわ。

私はもう観てしまったけどもしこれから「ミニオンズ フィーバー」を観に行く予定がある方はぜひとも今作をおさらいしてから観に行って欲しいな。出来れば「怪盗グルーと月泥棒」も。正直こっちだな。「怪盗グルーと月泥棒」観てから行くことを強くすすめる。

オープニングからエンディングまでずっと可愛くて面白かったー!これだからミニオンズはやめらんねえんだよなぁ。中毒性あるわ。

ラストの、ミニオンたちにわー!って抱きつかれても嫌そうな顔せずにほんのり嬉しそうなグルーさんめっちゃ可愛い。グルーもミニオンたちよ、永遠に仲良くあれ。
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