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嗚呼!おんなたち 猥歌のパシのレビュー・感想・評価

嗚呼!おんなたち 猥歌(1981年製作の映画)
3.0
内田裕也、パンクにハマってた時期あったのか?しかしステージ上でオナニーをしたり、道すがらすれ違う人たちを無差別に殴る等、なんだかパンク感を履き違えている気が。演出なので神代監督のセンスかもしれないが。あとこの頃はダイブという行為がまだなかった(?)ので、ライブ中の感情の持っていきかたに困っている感じがした。今ならダイブして解決、だったと思う。また滑舌が悪く、間違って力也の彼女をレイプした後に逆ギレして怒鳴るシーン、なんて言ってるか全然聞き取れず笑ってしまった。しかしその後に力也が彼女に放つセリフがセカンドレイプのお手本みたいなもので、昔の映画ではあるものの流石に引いてしまう。
他、ライバルであるところの女2人が仲良くなる感じがよかった。ヒステリックなソープ嬢とシニカルな看護婦、クズを好きになってしまったという変な連帯感が出ていた。最後、裕也が罪滅ぼしのつもりか女性用ソープで働くが、そのような業態が実在したのか気になる。またその前に、死んだ彼女がそうしていたように、線香で陰毛を焼いて除毛するシーンはうまい演出!だと思った。
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