6人のAV監督たちによる
東京→札幌までのキャノンボールレース+α。(R18)
ナンパやテレクラで素人女性とどれほど出会えるのか(もちろんその先も)を競いながら、レースとの総合ポイントで勝敗をきめる。
ポイント加算ルールの理屈がよくわからないのですが、どれだけ身体張れるのかみたいなところがあります。
やはりこの作品の白眉はある選択を決断する件で、
「やるかやらないか、覚悟を問う瞬間を描く。」というところですかね。
窮地に迫られた時の人の生き様がこんな形で作品になるのか。というのが新鮮でした。
何をやるのかはご覧戴いてからでよいかとおもいます。。
ただ、なぜ、こんな事にここまでやるんだ!?というのが正直なところ^^;
最近ホラー作品でさえ、目の前を手で遮ったり薄目にしてやり過ごす。
みたいなことはしてないのですが、今作はちょっと正視できないところがありました。
やってることは「プロ意識」といっていいのかもしれませんが、プロのAV監督だから余裕ってことはなくて、
しんどい事にあえて突き進む姿勢は、何かの常識的な回路をぶっちぎったところに目指すものがあるんだ。というエンタメ的気概が見えて、そこがやはり胸に迫るところがあります。
嘔吐きそうになるくらい笑
あと、苦悶の表情とかあって、このひとたちも同じ人間なんだ、と何か安心できました笑
出会う素人さんたちもですね、控えめにいって「ノーマルの向こう側」にいるかのような女性達という感じがあります。
そこにリアルな生活と剥き身の人柄が垣間見え、所々偽りの無い言葉がこぼれて、「人生」を感じますね。。
えげつなさはR18レベルで存在しますので、人を選ぶことは間違いありません。
そういうと、何となくいかつくて陰惨な先入観があるのですが、そんな感じはなく、色々なひとを肯定する朗らかさとわちゃわちゃ感があり、ディープな人間バラエティという趣でした。