オデタ

トーベ・ヤンソンの世界旅行のオデタのレビュー・感想・評価

4.0
墨田区菊川にある映画館ストレンジャーにて、北欧映画祭最終日に、トーベ・ヤンソンとパートナーのトゥーリッキが日本の8ミリカメラでおさめたドキュメンタリー映画を3本まとめ観たものの一作です。

昔からムーミンとそれを描き書いたトーベ・ヤンソンに憧れと興味があり、フィンランドのタンペレのムーミン博物館にも行ってる者です。

今回はそんな大好きなトーベ・ヤンソンが何十年も昔に日本に来た際の当時の貴重な8ミリフィルムの映像を観る事が出来て、大変感動とワクワクとワハハワハハと楽しむ事が出来ました。

この作品は冒頭は日本から始まりますが、日本だけではなく、ハワイなどの映像も含まれています。

個人的には日本での映像がやはり日本人である為に一番興味深くて、何度となく周りのお客さん同様に、その彼女たちがフィルムの中でカルチャーショックや間違った解釈をしてる事に大笑いしてしまいました。

大笑いする事に、なんだかとても彼女達に対してチャーミングで愛おしい存在だなとの思いが増しました。

そもそもの二人の語り口調とフィンランド語がまたなんともスローライフと言うのか、ゆったりまったりしていて、居心地の良い陽射しの様で、観ていて幸せに包まれました。

ハワイ部分も面白いのですが、出来ればノーカットノー編集ででも日本滞在中の彼女たちのフィルムをずっと観ていたかったです。

3作品の中で1番好きです。
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