このレビューはネタバレを含みます
コリン・ファレル目当てで見た。予知と安楽死の話だった。犯人のコリンファレルの、俺と同じものを見ているなら分かるだろ?みたいな深く説明する気はない態度が上手いなと思った。
何度も差し込まれた予知夢の描写が段々回収されていくのもデジャブ感があってよかった。予知?接触感応能力で事件を調べるのが面白い。
主人公の友人の刑事の死によって安楽死を否定したい主人公が犯人に賛同しなくて予想外と言われるのが印象的だった。犯人はその後電車の中で死期が近い自分を主人公に殺させた後、主人公が病気で苦しんだ娘を安楽死させたような描写があった。もしかして犯人はこれを見ていたから主人公が安楽死に反対するとは思ってなかったのかなと思った。主人公が奥さんと別れたのは娘を安楽死させたことへの罪悪感だったのかなと思う。でも最後元奥さんと再会したのはそれを受け入れられたからなのか、それとも今後は主人公が安楽死犯になるからなのかと思った。