yadokari

6才のボクが、大人になるまで。のyadokariのレビュー・感想・評価

3.7
アメリカの良き家族映画。少年の成長を12年かけて撮ったことはある。少年よりお姉ちゃんの芸達者ぶりも良かった。一番興味を引いたのはゲームボーイから始まってコンピュータ関連グッズ流行。アップルが主なんだけどたまごっちとかも出てきて懐かしかった。

車もトヨタのトラックとかカローラとか。湾岸戦争があって授業でも国旗や愛国授業をしたブッシュ政権からオバマ大統領誕生の流れとか。監督は民主党支持者なんだろうな。別れた父親との定期的な交流もいい。娘に彼氏が出来ると避妊の性教育(コンドームを付けさせろ!)。息子の誕生日には特製CDを。

ビートルズのソロ曲集で、それを4人が揃ってビートルズが偉大だとわかるように編集したとか。こういう父親はいいよね。それでも母親は別れてしまったんだが。二人目がアル中の親父でこれはキツかった。向こうの子供を置き去りに出てきてしまったのも。それで三回目も懲りずに酒好きの男に惚れる母親。

16歳の誕生日だかに、田舎のおばあちゃんが名前入りの聖書とおじいちゃんが猟銃をプレゼントするのがアメリカらしいと思ってしまった。アイロニーなんだろうけど。18歳になって高校卒業のパーティがハイライト。母親からの旅立ちと。根本的にポジティブ思考の映画だ。
(2015年04月11日)
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