じう

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のじうのレビュー・感想・評価

3.5
NHKの『フランケンシュタインの誘惑』でアラン・チューリング回を見たので、その流れで観た。

歴史に埋められた稀代の数学者、チューリングの生涯がドラマとしてきれいに描かれている。それにしても、ベネディクト・カンバーバッチはこういう神経質そうな役を演じさせると実に上手いな。

なお、NHKの番組の方ではこの話の続きが描かれていて、「未解読」という体裁のエニグマは、戦勝国によって途上国にばら撒かれ、彼らの通信は戦後長きにわたって傍受され続けていたという。
当たり前だけれど、戦争に関わる出来事に美談などない。
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