Nao

Mommy/マミーのNaoのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
3.8
母親との距離間。
それがとても重要だった。
本当はうんと愛してるのに自分の知らない母の姿を見たり、どんどん離れて行ってしまっていると感じたりすると恐怖でしかない。
時の流れがどんどん追い込んでいた。
ただただ閉塞的な世界を受け入れてくれるのは母親だけなんだ。
母親だって決して素行が良いとは言えないが、彼女に替われる人なんてこの世にいない。
母親と一生一緒にいられるなんてありえないけど、スティーヴにとってはそれが当たり前でそれが幸せなことなんだ。
でも時は不可逆だからこそ、変化を受け入れていかないといけないし、未来を信じて前へ進まなくてはならない。
改めてADHDの認識と母親という存在を取り巻く社会全体の支えやコンタクトの必要性を強く感じられる作品だった。
Nao

Nao