途中までなんとなくそう思ってはいたが最後まで見て確信したのは、ああ、ドヒはヴェーネ・アンスバッハだったんだなということだ。歪んだアタッチメントと承認欲求、不在の母と支配する父、涙を流せないまま傷を作り続ける少女の中にある破壊衝動。ヴェーネがレイクと出会ってようやく内側を見せ始めたように、そして同時に依存もしていったように、ドヒはヨンナムに接近していく。そのヨンナム演じるぺ・ドゥナは最初から最後まで孤高で、美しかった。
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