ケイト・ブランシェットの
ラストの圧巻の演技。
まるでエリザベス女王ご自身が
ケイトに乗り移ったかのよう。
世俗的なモノを全て排除し、
女王として神に選ばれた者の覚悟を感じた。
一般人でも、ましてや女王にしても
人というのは欲するもの全てを手に入れることは
難しいのではないか?
たとえ全て手に入れられたとしても、
その先は空虚感しか残らないのではないか?
自分の手に入らないものがあるからこそ、
人はそれに向かって頑張っていきていけるのではないか?
私たちは皆それぞれの与えられた役割をもって生きていく。
だから他人の芝生は青くは見えることもない。
きっとみんな人知れず
様々な苦しみ・葛藤・努力があるはずだから。
・・・なんて、鑑賞後にぼんやりと感じました。