知

ぼくたちは見た ―ガザ・サムニ家の子どもたち―の知のレビュー・感想・評価

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2008年の攻撃後に作られた映画。映像の中の子どもたちは当時10歳前後だったから私と同い年くらいだ。なんで今まで知らずにいられたんだろうとつくづく思う。3歳の子どもが家族がどうやって殺されたのか、生活が破壊されたのかを語るし、それを語るための言葉を持っていた。殺された、殺されかけたという体験が人生の基底にあるし、そうさせているのは何?誰?という話。
この子たちが今生きてるか分からないのが悲しいし怒りでいっぱいになる。この時からずっとここで何が起きてるか知ってほしいって言ってるのに、耳を傾けてこなかった、その結果の今、状況は変わらないどころか悪くなってる。知った今何もしないなんてことは許されないでしょ。
「今何もできません。でもその中でも抵抗はできます。イスラエルの望まないことをするんです。(超絶ニュアンス)」、望まないことをし続けるわよ〜〜〜!

オーナーのお二人の話も聞くことができて本当に良かった。良い時間だった。
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