ノッチ

スティーブン・キング/アーバン・ハーベストのノッチのレビュー・感想・評価

2.5
田舎町ガトリン、広大なトウモロコシ畑の主である酒飲みで乱暴な父を惨殺した弟イーライ。

彼は、そんなことは知らない兄ジョシュアとともにシカゴの里親の元に引き取られることになる。

閉鎖的な生活をしてきた2人だが、ジョシュアは次第に周囲に打ち解けてゆく。

しかし、そんな兄をよそに、イーライは何物かに操られるように、いつしか周囲の子供たちの教祖的存在となっていく。

オカルト的雰囲気を醸し出しているSFスプラッターホラー作品。

元は恐怖作家スティーブン・キングの小説『トウモロコシ畑の子供たち』を原作としており、それを映画化した『チルドレン・オブ・ザ・コーン』シリーズの第3作目にあたる。

もはや、ほとんど設定だけを小説から借用して、勝手にストーリーを作っています。

まぁ、原作のクレジットを出して、映画に「スティーヴン・キング」の冠を付しているだけなんですけども。

アメリカ人は畑に何か恨みでもあるんだろうか。

前2作では牧歌的な片田舎のトウモロコシ畑を舞台に悪魔の子供が大人たちの皆殺しを図る物語だったが、本作でその悪魔の種子は大都市に舞台を移動。

より現実的な恐怖感を狙ったものとなっている。

トウモロコシの根が巻きついて、人間を真っ二つに裂く。

収穫用の大鎌で殺される。

でっかいフォークみたいなので刺される。

ヽ(゚ロ゚; )ギャアア!!ΞΞ\(  )/ΞΞギャアア!!( ;゚ロ゚)/

終盤、トウモロコシの地霊が大暴れする特撮はなかなか見ものだけれど、全体的は安っぽいつくり。

怪獣も出るぞ。

ちなみに、若い時のシャーリーズ・セロンが3秒くらい出てくるよっ。

(シャーリーズ・セロンの日本版wiki、出演作間違ってるぞ!)

本国ではリージョンBでブルーレイ(しかもメイキングつき)が出ているけど、日本でもお願いね。
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