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虐殺器官のutktのレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
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 比喩で語らない進撃の巨人って感じがした。9.11、ビッグマック。
 良心は平和な世界でだけ持てる贅沢品なんじゃないかって思わされる。絶対的な自由なんてない、自由は通貨っていうのがすごくしっくり来た。平和もそうだと思う。日本人は比較的裕福でありながら、でもその中でも自由と平和の支払いは発生していると思う。
 マスキングの方法は、実際には人間の神経でなく、虐殺のメカニズムに施されていると思う。経済とは、良心にマスキングして行う略奪行為の仕組みでは。何重にもプロセスを踏んで・置き換えて・間接的にすることで、行為の意味を遠くする・見えなくする。
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