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フルスロットルのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

フルスロットル(2013年製作の映画)
3.5
『暮れゆくL A S T S M I L E 』

たけし軍団出身の元宮崎県知事と言えば、それはもう当然そのまんま東になりますが、こっちはもう驚く位に“そのまんま『アルティメット』”な映画でした😁💦

それもそのはず、脚本は元と同じなベッソン先生。さらにはバディの片割れをこちらも元と同じなダヴィッド・ベルが演じてる。だから冒頭までは、“同じなんだけど違う”を楽しめる喜びがありました。が、それだとすぐに飽きてくる⤵️😥 ウ~ム、これを観るなら『アルティメット』から少し時間を置いた方がいいかも⁉️妹の設定をそう変えた位じゃあねえ...

さらには敵の親玉も明らかに見劣り...
元の方ではガンガン “粉” 鼻から吸うとりましたやん❗️ヽ(゚∀゚;) なのに、マイペースにそんなもんこしらえてからに...
親玉の“制作姿勢”にタメ息をつくのは、ニコラス版の『60セカンズ』以来かも...

そんな風に、
溜め息混じりにまぁ観てました...
そしたら、やってくれたよ途中から❗️
これはもう奇跡の大逆転と言えるでしょう😃いや、こんな風に書くととんでもない「改変」があると思われてしまうといけないので、念の為申し上げておきますが... 正直、そこまでの変化(へんげ)ではないです。でもそこは、主演のお方の画面から滲み出る人柄もあって、この着地に素晴らしい説得力がもたらされていると思います😳✨

「最期の主演作」。
そう触れ込みたくなるのは分かります。ただ、ひとつお伝えをしておくと、この作品はそもそもが佳作なので、そのおかげもあってしっかり面白いのです。そして、バディ両人の身体能力が半端ない元の方がハッキリ言って見応えあります。

でも、こっちは何より“今は亡き”主演俳優さんの魅力に溢れている作品だと思います。そして、この方の魅力を製作陣がしっかり理解して作っている。“半端ない”相棒みたいな事は出来なくとも、それを余りある魅力でカバーする。出来る。そこがまた愛おしく、応援の余地となる‼️

代表作シリーズのバディのあの方は、彼の訃報を聞いて大号泣したそうです😭💦「もう逢えない...」事は分かっていながら、だからこそまた逢いたくなる... 命は尽きようとも、作品の灯が尽きる事は無い。

屈託の無い、それでいて控え目な彼の笑顔。その笑顔に“また逢える”という点で、本場でのリメイクという“ありがちな映画的事情”以上に意義を持った作品になった映画だと思います🐼✨


“Last Smile”

ホラ 抱き合える喜びは過ぎ去りし
I never look back again
胸の中 腕の中 悲しみは 君と melt away

夢で会えたって 一人泣いたって
君は change your way 響かない 届かない
曖昧な手のひらで 踊る tango style 僕ならもう...
全て溶けだした noon 絵にならない Monday

I wish if I could see the light of heaven I don't know the color of sea, but there's no reason

運命線から other way
それから憂いてる風とも get away
いつでも放たれたくとも 君は目の前で last smile
ただ 見守ってるよな 君の style
oh 戯れの遠目な loser
会いたい気持ちが go away
今でも泣きたくなるなら any way
いつかは旅立ちたくとも 君は向こう岸で last smile
暮れる想い出よ go away

SONG BY. LOVE PSYCHEDELICO
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