桃龍

シネマ歌舞伎 らくだの桃龍のレビュー・感想・評価

シネマ歌舞伎 らくだ(2008年製作の映画)
2.5
古典落語「らくだ」が原作で、それをライフワークとする笑福亭鶴瓶のドキュメンタリ『バケモン』で興味を持ったので鑑賞。
しかし、まるでドリフのコント。
死人のカンカン踊りを”実写化”したことが画期的なんだろうけど、死体を踊らすのは、伝統ある歌舞伎では下品だと思う。
落語では死体は想像するしかなく、それで良かった。
屑屋が豹変するところがキモ(最近では女流の桂二葉のが傑作)なのだが、そこが死体に食われてしまっている。
今後は落語の「らくだ」を聞くたびにこの下品な歌舞伎を思い出すんだろうなぁ。見なきゃ良かった。
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