海風

さよなら、人類の海風のレビュー・感想・評価

さよなら、人類(2014年製作の映画)
3.2
この映画を観る前に面白いことを知った。
①ロイ・アンダーソン監督の作品は脚本という脚本はなく、映画に登場する予定の順番をスケッチやドローイングに描き、会議室の壁に貼り付けたラフな脚本がメインとなって撮影が進んでいくらしい。
②一作品につきスタッフをたったの10人と少人数で撮影を行なっているそう。
③きちんとした脚本がないために、どんな内容の映画かを説明することが難しいため資金集めが困難なんだとか。そのため前作の「散歩する惑星」「愛おしき隣人」の時は資金が底をつき、コマーシャルの仕事をして補った。けど、今回は仕事一切せずこの作品だけに集中したんだって。

人間をテーマにしたリビング・トリロジーということで、この作品が最終章なわけですが…私はそもそも監督作品が初です。
人間の本質って、過去も現在も未来もそこまで変わらない。
監督の技術に拍手ですね、あらすじ読んだら面白そうなのに抽象的で哲学ちっくなところはちょっとマイナスー。(そこがこの監督のセンスなのに)
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