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ハングリー・ハーツのMAIKONのレビュー・感想・評価

ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)
3.5
アダム・ドライバー祭り。
アダム・ドライバーってどこの角度からみても美しすぎるのでは?ってある日突然気づいてからずっと大好き夢中。1番エロいアダム・ドライバーが観れる作品1位。

とんでもなく造形が美しい嫁ちゃんとウン命の出会いからトントンとデキ婚。
それにしても嫁のアルバ・ロルヴァケルさん美しすぎる。陽の光に透けて消えてなくなりそうな儚さと不安定さと、なにこれ、こわい。

アダムはわたしが今まで観ている作品で1番本当にセクシー。はぁぁ、手足長くて顔のパーツも美しくてシーツの中に一緒に包まったらたぶん何かしらの心不全で生命の危機待ったなし。今度こそ幸せな夫婦になってね、頼む。

かたや、嫁ちゃん怖いって思ったらドンドン本当に怖くなってくる。これはヤバいやつや。
どうして人は思考がどっぷり偏る人が出てしまうんでしょう。そんで最終的にスピリチュアルに傾倒していくね。意志が強くて真面目で責任感ある人ほどずぶずぶにハマっていくんだよね。えーん、美しいのに。

後半はもう、アダムのおっきい手でかわいい小さなベイビーに離乳食をあげるの見てられないよ。しんどい。ストーリー的に本当にドンドン追い詰められてつらい、呼吸が浅くなっていくような感覚。

救済はない。
救済がなさすぎてつらい。
心の病気だから早く病院にとか色々あるけど、坂を転がるようなスピードで愛してる伴侶が危険思想になったら…わたしだってどうすることもできないかも。現実を受け止めたくないし、なんとか今の幸せを維持したまま相手の思想を変えられるのでは?とか考えてしまうと思う。
こういう夫婦、家庭もたくさんいるんだろうな。ヴィーガンに限らず、宗教二世問題とか他人に相談しづらい水面には上がってこないけど根深い問題。

あぁ…ヴィーガンズハムの夫婦凸らせたいよ。凸ったところで結果同じになってしまうか…。

でも、アダムも信用してない母に安易に預けたり、夫婦共に愛してるはずのベイビーの名前を呼ばない時点で自分と乖離して考えていない所有物として扱っているのかもな。もう終わりの始まりだったんだろうな。ベビ、幸せになってね。お肉たんと食べなね。つらい。
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