Ricodon

君が生きた証のRicodonのレビュー・感想・評価

君が生きた証(2014年製作の映画)
3.8
「いい感じのバンド系映画」かな?くらいの認識で鑑賞し始めたので、後半の展開には言葉を失ってしまった。

親として、この運命を受け入れることはできるのか?
と突きつけられるような苦しさの中ではあったけれど、
監督W.H.メイシーやL.フィッシュバーンの登場で画面の緊張感がぐっと締まる感覚は心地よく、A.イェルチンはもうこの世にいないという儚さ、素晴らしい音楽など、
伝わってくるものは多かった。

誰もが、どんな立場にもなり得る。
自分はその渦中でどうあるか。
その問いを、真っ直ぐ受け止めさせてくれた作品だ。

バンド名でもあった原題「rudderless 」がとても良かった。
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