リアル放送仮面ライダー世代の俺が今この歳になりスカパーで仮面ライダーを見ると陳腐さを感じるわけだが、
今この映画仮面ライダー1号を見てさらに陳腐さを感じる。
カメラワークが昔の戦隊時代から変わらないブレブレ細切れ。
自ら強化した設定のボディ外装がなんか邪魔くさくで動きが緩慢。
特撮技術は比べ物にならないくらい進歩したがやはりなんか、
軽い。
一応体内には機械も入ったサイボーグなんだから、
生体部分も機械部分も劣化したとはいえセメント袋(推定60Kg)は軽々と持たせてあげようよ。
製作に苦労したと聞いたサイクロン号はスクーター感が否めない。
中身はゴールドウイング1800ccなんだがデカけりゃ良いもんじゃないと思うんだが。
乗りこなせて無い感が見え見え。
後付け手作りカウルのため曲がれないスズキT20・250ccベースの旧サイクロンを軽々操っていた中身藤岡ライダーの印象が強いため尚更。
わざわざ藤岡弘を出すならば、
「ライダー変身・トゥッ!」でジャンプして変身じゃないの?
バイクに跨りながらの変身ならば走行中に手放しで「ライダー変身・トゥッ!」でやはりそこもジャンプだろ。
サイドスタンド立てて座ったままライダー変身って。
最後まで見てさすがと感じたのは、
日本に戻って最初に本郷猛が登場する場面のショッカー戦闘員を蹴り倒す場面。
さすが藤岡弘だわ。
1本足で身体がブレてない。
そこしか印象が無かった。
結局藤岡ライダーを餌にした仮面ライダーゴーストの映画でしかないという印象。