Nobhalford

30デイズ・ナイトのNobhalfordのレビュー・感想・評価

30デイズ・ナイト(2007年製作の映画)
3.2
設定が良い。コミックが原作とのこと
1ヵ月太陽が出ないアラスカの孤立した小さな街。吸血鬼一族が長年探し求めた最高の狩場。雪と氷の白い世界が赤く染まっていく俯瞰ショットはなかなかのインパクト。
知的かつ戦略的なバンパイア、ひたすら狩られる人間たち。ただ時間経過に対する駆け引きや演出・表現があっさりしているので意外と緊迫感は薄く感じる。登場人物が次々と犠牲になっていく中盤のシーンもあまり葛藤や背景が描かれないので淡々としている。
襲撃シーンのスタイリッシュで細かいカットの編集はせっかくの緊張感を削いでいる部分も
なるほどそう来たか的な伏線回収も特になくそのままエンドロール。画期的な吸血鬼映画を期待したが残念。
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