ニクガタナ

の・ようなもの のようなもののニクガタナのレビュー・感想・評価

3.3
面白くない こともない。スポンサーの機嫌取りしなきゃなんないとは落語家も楽じゃない。そんな理由で師匠に頼まれ、落語修行中の青年が、かつて一門に在籍していた落語家 志ん魚を捜し出そうと奔走する。森田芳光監督の劇場長編デビュー作「の・ようなもの」ってそんな人気作なの?よく続編が作れたものである。落語はそんなに好きじゃなく、良し悪しも分からず、前作を観ずに観ちゃったせいもあってか、ちょっとノリきれなかった。端役がけっこう豪華キャスト。80年代な雰囲気も醸す、ぼんやり不思議な印象の映画。伊藤克信は相変わらず独特の声で耳から離れない。志ん魚の行方より、松山ケンイチ演じる生真面目な志ん田と北川景子演じる師匠の娘との恋の行方の方が気になる。前作から続投した尾藤イサオ、でんでんの落語家ぶりがリアル。
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