ABBAッキオ

の・ようなもの のようなもののABBAッキオのレビュー・感想・評価

3.5
 2016年杉山泰一監督。森田芳光監督のデビュー作の続編をスタッフだった杉山監督が制作。伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんの3人組が揃って出演がうれしい。秋吉久美子の代わりにヒロインは北川景子だが、映画としては主演の松山ケンイチの落語も演技も巧みにこなす技量が光る。志ん米の元でかつての志ん魚の位置にいる志ん田(松山)が、行方知れずになった志ん魚を探す話。小ネタを多く交えながら軽妙に話が進み、最後は志ん魚、志ん田の競演。著名俳優が客演し、内海桂子が良い味、三田佳子もスポンサー役で存在感。尾藤の歌うエンディング曲を含めて作り手たちの思いが伝わる作品だった。
ABBAッキオ

ABBAッキオ