まさ

デッドプールのまさのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
4.0
3を見るために再視聴。

初見の時はもっとはっちゃけてくれると思ってたが、そうでもなかったなぁという印象でした。しかし今となって見ればこのバランスが最適解とわかりました。

第四の壁を突破する能力持っているデッドプール。これにより所謂メタ発言を結構な頻度でします。この要素をやりすぎてしまうとシーハルクのようになってしまう。なのでここで留めておくのが一番なんですよね。

ガンを治すために怪しい奴らの治療を受ける。しかしそこは人体実験をし、無理矢理ミュータントにするヤベー所だった。ガンは治ったが、その代わり顔は醜くただれてしまうと同時に不死身の肉体を手に入れた。この醜い顔だと恋人にも会えない。よって自分をこんな見た目にした諸悪の根源を見つけて顔を治させて殺す事を目的にデッドプールになるというストーリー。

ストーリーだけ見たらかなり重い。しかしそれを感じさせない底抜けのデッドプールのジョークの嵐がこれを緩和して物凄く見易い。しかし真面目な所はちゃんと真面目にやってくれる。このメリハリがデッドプールのいいところですね。

当時はR指定ヒーロー映画というものが無かった中での初めての試みだったそうです。結果大成功して続編まで作られるシリーズになりました。なので内容もかなりバイオレンスですね。血が出るのは当たり前で頭は弾ける、首が飛ぶ、腕がぶった斬られると酷い有り様で最高に最低。

こんだけはっちゃけてるけどちゃんと恋人を救い出して、ヴィランをやっつける。とヒーロー物のマスト部分はやり遂げるのも良かったです。

不満点としてはヴィランが微妙でした。痛みを感じないていう能力て007にもいましたが、あんまり有効活用しているシーンていうのを描けていないですね。痛みは感じなくてもダメージはあるのでターミネーターみたいな事は出来ませんからね。また顔は治せないというのもよくわからなかったですね。ミュータント作り出せるんだからいくらでも方法はありそうです。

と不満点もありますが見易く、バイオレンスで、面白い映画でした。
まさ

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