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ペーパー・タウンのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ペーパー・タウン(2015年製作の映画)
4.3
オーランドで暮らす平凡な男子高校生クエンティン(ナット・ウルフ)は幼なじみのマーゴ(カーラ・デルヴィーニュ)にずっと片思いしてきたが、成長と共に彼女とは疎遠になっていた。
ところがある晩、マーゴが突然クエンティンの部屋に入ってきて、二股をかけていた恋人やその友人への復讐を手伝って欲しいと頼む。
そしてその翌日、マーゴは行方をくらませてしまう。
ミステリー好きなマーゴが残した手がかりを追い、彼女の行方を探すクエンティンだったが……。
「きっと、星のせいじゃない。」の原作者ジョン・グリーンの同名ベストセラー小説を、同作と同じスコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーの脚本で映画化した青春ラブストーリー。
いわゆるイケていないグループに所属しているクエンティンとイケているグループに所属するマーゴは、スクールカーストのカテゴリーの差のせいで疎遠になっていたが、仲良しの幼なじみ。
ある夜、マーゴから復讐を手伝って欲しいと頼まれたクエンティンは、マーゴと任務を完了する。
その翌日から、マーゴは、姿を消してしまった。
マーゴが、残した手がかりをヒントに、クエンティンはマーゴを探し始める。
初めてのエスケープ、初めてのイケてるグループのパーティー、初めての自動車旅行、そして大胆でクールな女の子への憧れ、狭い世界で生きるクエンティンたちのひと夏の冒険が、大人への入り口を一歩踏み出すきっかけになる。
クエンティンたちは、イケてるグループのマーゴたちを羨ましく思っていたが、マーゴやレイシーは自分のルックスだけを見て自分たちの噂を鵜呑みにして勝手なイメージを押しつける周りにウンザリしてる。
「面白いことはキミが安心出来る世界の外にある」
自分がウンザリしてる世界から離れたくても、離れられない人もいるし、離れられる人もいる。
憧れがありふれたものや人だと分かっても、好きな人と道が違っても、一歩前に踏み出すことが出来た。
ナット・ウルフやカーラ・デルヴィーニュら若手俳優の瑞々しい演技と青春模様がリアルな青春映画。
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