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ボヤージュ・オブ・タイムのTSのレビュー・感想・評価

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)
1.4
【睡魔地獄】25点
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監督:テレンス・マリック
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:90分
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2017年劇場鑑賞27本目。
びっくりするほど期待外れ。確かに映像美だけは評価できる。しかし、物語に一貫性はなく、ナレーションも哲学染みていてやや難解。この世界はどうやって誕生し、生命はどうやって生まれたのか?という森羅万象について問う壮大な映画なのですが、あまりにも壮大すぎてついていけない観客が続出するのではないでしょうか。珍しく途中退出者が続出してました。また、あまりにも静かすぎて寝息や溜め息も聞こえるほど。こればかりは仕方ないなと自分でも思えました。僕も序盤はかなりウトウトさせられました。まさしく睡魔地獄でありました。

英語版のナレーションはあのケイト・ブランシェットが担当するということですが、正直どうでもいい。「母よ…」という語りから始まる哲学染みたナレーションには中盤からウンザリさせられます。CGもかなり多用されているのでこれをドキュメンタリー映画と括るのも微妙なところ。ただ、どの映画と比べても壮大であり、神秘を感じる映画には変わりはないです。特に宇宙のシーンや、生命の神秘を感じさせる受精?のシーンなどは中々類を見ないシーンです。よって、今作を単なる「映像」として楽しみ、そしてそれらの映像に神秘を感じるというのが最も満足できる見方なのではないでしょうか。
自分自身は予告編で少々騙されていまして、完全に自然ドキュメンタリー映画と思っていました。世界のあらゆる絶景を堪能出来るものと思って劇場に足を運びましたので、拍子抜けも良いところでした。恐らく同じ境遇の人もいるのではないでしょうか。

途中から出てくる原始人のシーンもよくわからないし、もっと言えば古生代、中生代あたりのシーンで現代の人間の生活のシーンが映されるのも更にわからなかったです。
まあ、この世は何なのか?という永遠にわからないであろう問いについて考えるには良い材料かもしれません。誤っても眠たい時に見にいってはいけません。科学分野の宇宙や生物に興味がある人だけ。もしくは映画館で心地よく眠ってしまいたい人だけにオススメ出来る作品と言えそうです。皮肉にも音声に関しては、リラックス効果を醸し出していると言えそうなので、、(笑)
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