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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのOWLのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【良かった点】
・映像と世界観の作りこみが凄くクオリティが非常に高い。
 流石に世界トップクラスの製作費を掛けているだけはある。
・森から海へ舞台が変わり、新しい文化や生物(乗り物)が登場。
・戦闘シーンが面白く海上や水中戦と前作とは違った戦い方が見られる。
 近接戦闘も分かりやすく、没入感の妨げにならなかった。
(実写映画によくある、全体を映さずにズームした場面を継ぎはぎし
 作成されたやつが苦手。迫力で誤魔化してる感じで戦闘が理解し難い)
・家族愛とか子供の成長が丁寧に描写されている。
 また、家族それぞれがそれぞれの立場で葛藤があるのは良かった。
 (でも弟がアホの子過ぎて兄が貧乏くじ引いた)

【気になった点】
・なぜ海の民を巻き込んだ?
 自分たちが災いの種だと分かっているのに、別の部族に移り住んだのは
 なんでなんや。海の民の所に逃げ込まずに家族のみで森に隠遁するとか
 できたのでは?海を舞台にしたかったとしか思えない。
・戦闘シーンは部族全体の戦いというより家族メンバーの戦闘がメイン
 十分に面白いが、どうしても前作と比較してしまうと少しスケールダウン
 してると感じる
・捕鯨のようなものが悪意を持って描写されている。
 ジェームズ・キャメロン監督を擁護している人はいるが、
 私は日本人に喧嘩を売っているとしか思えなかった。
 評価を下げるようなことはないが、日本人として色々と思うところは
 ありますよ。
・時間が3時間とちょっと長い。
 誰かが囚われて、それを救いに誰かが助けに向かう件を何回繰り返すねん
 丁寧に描写されていると言えば聞こえはいいが、絶対もっと削れたやろ。
(RRRは長くても気にならなかったんだけどね)

【総評】
面白いか面白くないかで言うと面白い。
超大作といえる映画でクオリティが高く、幅広い人にお勧めし易い。
ただ、脚本に物足りなさを感じるので、映像美・家族愛に価値を見出せない人は評価が低くなると思う。
私の評価が高くないのは、たぶんこのため。
(ちなみにPCで視聴。映画館で観れば、また違ったと思う。)
私の反省点:前作を見直してから視聴すれば良かった。
      観たのが10年くらい前で登場人物を忘れてたよ…
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