なでしこ

再会の食卓のなでしこのレビュー・感想・評価

再会の食卓(2010年製作の映画)
3.5
1949年、中国の国民政府が共産党に敗北し台湾へ撤退。
その時に結婚わずか1年で引き裂かれた夫婦が再会する話。

約50年ぶりの再会なんて感動〜〜❤!!
なんていうのとはちょっと違う☝️

大陸に残った妻は内戦のゴタゴタで助けてもらった事実婚の旦那がいて、何十年も一緒に暮らし子供や孫もいる。

台湾側の夫は、台湾妻を作り、こちらも長年連れそったが台湾妻が亡くなったので半世紀ぶりに元妻に会いに来るんです。
そして、この元妻を台湾に連れて帰りたいんでぇ〜す、と。

元妻も、優しい旦那がいるのに '' 私も元夫と台湾に行きたぁ〜い " 、と。
当然一族は穏やかでない。複雑。

私は未熟な人間なんで、
「なに今更言っちゃってんの?この色ボケババア。恩知らず」と最初は思ってしまいました。

離婚証明もらうために婚姻届を出してのまた離婚?!…めんどくさい人たちです。

さてさてどうなる?

🍽美味シーン🍽
🇨🇳★ 上海家庭の食卓 ★
台湾から来た元夫をもてなすために、家族総出でご馳走をつくり皆で食卓を囲むシーンが多いこの作品。

上海名物の川魚とウナギの蒸し物をはじめ、何皿もおかずを作って皆でシェアするのが中国スタイル。
おかずは青菜炒めとか、生野菜、卵料理、鶏丸ごと料理や豆とか海鮮系から酢豚みたいのとかいろいろ。
さすが良く食べるお国柄だなぁと。

一つだけ気になったこと。
食べる時に自分の食べてるお箸で、大皿から自分の皿にオカズを取るならまだしも、皆さんお互いに食べながら他人のご飯茶碗にオカズをとって放り込むんですよ。
たくさん食べなさいという相互の思いやりなんでしょうが、今のコロナ禍であれをやったら危険なのでは…とうがった見方をしてしまいました😅
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