再び、渋谷・ユーロスペースのイスラーム映画祭８にて。今作の舞台はイスラエルのパレスチナ自治区・ガザで、出演俳優も現地の方々（イスラエル＆パレスチナ）とのコト。生き辛い地での出来事を描く映画だとも思うモノの、まず純粋にコメディとして非常に質が高い作品だと感じました（シンプルにかなりゲラゲラ笑えます）。しかし一方で、その生き辛さが垣間見えるシーンも其処彼処にチャンと在って、ソコには思うトコロも大いに在るので（だから尚更）共感とゆーのも深いモノに為ってゆく…という作品でもあります。個人的には多分にクストリッツァ作品に似た雰囲気があるな、とも（可笑しみ・楽しさと哀しさ、そして「生命力」の共存、とゆーか）。平和への祈りと希望を「夢の如くに」託した様なラストも、私はかなり好きな方のヤツでした。
