お前ら人間じゃねぇ！？
🤖アレックスガーランド監督作品
🤖AIに感情はあるのか
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「AI」を比較対象に、人間性の定義を視聴者に問うような、実験的SF映画かと思えば、そんなことはなかった。
この作品はAIであるエヴァと、その作り主に翻弄される密室スリラーがメインです。山奥の豪邸で繰り広げられる緊迫状態は、豪邸の無機質な空間美も相まって、異質な空気感を醸します。また官能的なシーンが多く、無機質な機械たちに相反する性の印象は、”生命”のイメージを彼女らに強く与えていました。
その雰囲気を楽しむ映画であってそれ以上のことはないと思います。この映画は、視聴者に漠然とした不安を投げかけることはしても、それ以上の「AI」に関する理論的な問いかけはなく、むしろスピリチュアルっぽい曖昧な映画でした。
どこか「アナイアレイション」っぽい曖昧さだなと思ったら案の定同じ監督でした。
「アナイアレイション」は、スピリチュアルに振り切った哲学映画で、テーマも個人的に気に入ってます。ので、こちらは中途半端にスリラーに片足突っ込んだせいで、先鋭っぽい雰囲気を醸そうとして空回りしてる感があって好きじゃありませんでした。
エヴァの作り主との心理戦なんてどうでもいいから、もっとエヴァの”人間性”に迫る観念的内容にして欲しかったです。
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🤖まとめ🤖
どうせならファックしてしまうくらいの内容でよかったと思う。それくらいの狂気を受け止める器はこの脚本にあったし、それをするべきだった思います。
