あこ

アバウト・レイ 16歳の決断のあこのレビュー・感想・評価

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
3.0
「リトル・ミス・サンシャイン」のチームという事で期待値が上がり過ぎていたのもあり、少し物足りなさが残ってしまった。

とはいえ、エル・ファニングの中性的な演技はとても魅力的だった(脇毛には驚いたけど!)。

10代の精神状態が不安定な我が子が、ホルモン療法をしたいと言ったら、いっときの感情に流されているのではないかと、親として判断に悩んでしまうと思う。頭ではそういう事ではないと理解しようとしても、自分がトランスジェンダーで無い以上、我が子の気持ちを100%理解する事は出来ないのではないだろうか。
だからこそ、何の偏見も持たない子どもたちの言葉が刺さったし、最後のシーンはとても温かい気持ちになった。

性別や人種関係無く、人として自分らしく生きられる世界でありますように。
あこ

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