片腕マシンボーイ

バイオレンスPMの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

バイオレンスPM(2010年製作の映画)
3.6
大阪バイオレンス3部作で世界をアッと言わせた?石原貴洋監督のそれ以前の作品
大阪バイオレンス3部作では「大阪外道」と「大阪蛇道」は全く楽しめなかったが「コントロールオブバイオレンス」は大好物だった
本作はいかに?

ヤクザに憧れ中学時代に殺人を卒業したマサシ
成長し念願のヤクザになったマサシだがあまりの凶暴さに破門にされてしまう
生きる術も意味も失ったマサシに中学時代の友人は天王寺自警団への入団を勧めるが…

ストーリー自体は「大阪外道」「大阪蛇道」よりは全然楽しめたが「コントロールオブバイオレンス」のようなエンタメ性は見出せず残念
ただ主人公のマサシや、天王寺自警団のリーダーの月光さん、天王寺で悪評甚だしい通称鬼畜の鬼城など素敵なキャラクターは多かったんでワクワクした
「コントロールオブバイオレンス」の渋川さんや屋敷姉さんと絡んでるのも見たいわぁ!

先日レビューした「孤高の遠吠え」も本物のヤンキーを演者に使ったヤンキー映画として話題になったが
石原貴洋監督作品も毎回子供達やヤンキーを演じるのは毎回オーディションで調達した素人の子供達やヤンキー達(さすがにメイン張る大人達は役者さん)
本作のマサシやその仲間達の小学時代や中学時代を演じるたのも素人の子供達
「大阪外道」の子供達は全く演技になってなくてドン引きしたが本作の子供達はみんな上手くてビックリした
特にマサシの中学時代の子はよかったな

しかし、あのラストは…もっと違ったラストを望んでしまいました

ちなみに本作の公開当時は大阪の天王寺近くに住んでいましたが、
そこら中でカツアゲやら通り魔やら…そこまで治安悪くなかったぞ!
西成方面の話か?