ShunUjita

ブラックパンサーのShunUjitaのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
1.5
WOWOWで鑑賞。
アメコミ映画に現在のストリート、ヒップホップやアフリカンアメリカンカルチャーの導入を試みているがいまひとつ不充分である。特に登場人物の大半のルーツであるアフリカの描写がなんともヨーロッパ的である。主人公たちの伝統衣装はアフリカ·ムスリム的なものや、東南アジア的なものをごちゃまぜにして作りだされ、かっこいいのだが物語の背景を表現できていない。抑圧され軽視される者に焦点を当てているはずなのだが、後半に描かれるそのような者と他の者の和解はあまりにも楽観的で心揺さぶられることはない。しかしながら音楽や、ヒーローのコスチューム、乗り物はストリート的センスに彩られていてイカしている。
ShunUjita

ShunUjita