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ブラックパンサーのomegaのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

マーベル作品の一つだが、この時点では他のヒーローは一切出てこない、別の世界線?の映画(と思いきやインフィニティー・ウォーで同じ世界線の話だった)。

一般ウケしそうな映画特有の、テンポが良く観やすい映画。大手の力を感じます。

大筋は「実は王族に秘密があってずっと隠していて、それ故に国が一大事となる」といったよくある内容だが、これを装飾する世界観と映像美、最高役者や映像制作陣でカバーしている。
最後はワケアリ悪役のエリックにもちょっとした救いがあるのもマーベルっぽい。

エリックが父(主人公の叔父)と夢の中で再開した場所が、ブラック・パンサーの森ではなくあの家だったところに、後戻りはできないんだなぁという寂しさを視聴者に与えたところが一番好きな場面。

一つ違和感を感じた点は、
前国王(主人公の父)が弟(主人公の叔父)を殺した事件は、弟の裏切りと最後の足掻きでやむなく殺してしまったのであって、わざわざひた隠しにする理由がよくわからなかった。
まぁ一族の汚点と言えるだろうが、親族だろうが方を破れば断罪する、という姿勢を見せた方が(平和主義の国とはいえ)国家にとってはプラスになるのでは?と感じた。

総合してそこそこ良かった映画でした。家族や友人、恋人など様々なシーンで使える映画でしょう。
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