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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のyurikaのレビュー・感想・評価

4.5
ジョニー・デップ色全開のグリンデルバルドを二作も観てしまったら、誰に変えても同じキャラクターに見えないのはもう仕方ない。同一人物と認識するのにかなり苦戦したけど、マッツ・ミケルセンの残虐なのにどこか哀愁漂うグリンデルバルドにため息が漏れなかった女性はいないのでは。
ジョニー・デップのカリスマ性溢れる個性派グリンデルバルドは魔法の世界に没入出来て好きだったけど、ダンブルドアとの情と相容れなさの混じった複雑な関係はこの配役で大正解だったんじゃないかなあ。一作目ではかなり冴えなかったクリーデンスのヴィランズ然としたヴィジュアルの仕上がりも凄まじかった…
ハリポタシリーズの三作目辺りから最後まで続く鬱蒼とした雰囲気に慣れているので、今作もその序章に過ぎないと思って観に行ったら予想外のスピード感だったな。散々スポットライト当てておいて意外とあっさり解決してしまって拍子抜けしたところもあるけど、モヤモヤした終わり方してまた二年間続編を待つより良かったかも。
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