このレビューはネタバレを含みます
サキの、ダイスケに向ける真っ直ぐな愛が、愛おしすぎました。でも、大きさで言ったらきっと、ダイスケからサキへの愛も、同じくらい大きかったはず。
ただ、なかなか真っ直ぐには伝わらなくて、寂しい思いをしてしまった時期も長かったのかもしれないなと。
少し前の時代のことだから、もっと、なんか、亭主関白的な、男の人が簡単には弱音を吐いたり出来ない、あんな風に突っぱねることしか出来ない部分もあったのかなと。なんか、そんな所のすれ違いも感じて、せつない気持ちになりました。
最後に。
エンディングで、サキさんを死なせないと時を止めるように振り子を止めようとしたダイスケ。サキさんが(もういいのよ)と言うように肩を叩いたシーンが、今までの二人を表現しているようでした。
二人が今もまた、幸せに暮らすことが出来ているといいなと思います。すれ違ってしまった時間を取り戻しながら⭐︎