あられ

特捜部Q 檻の中の女のあられのネタバレレビュー・内容・結末

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

特捜部Qシリーズ第一弾

はみ出し刑事バディ&未解決難事件を解決するデンマーク発のミステリー映画。ストーリーは暗くてえげつないです😰 警察が主人公の捜査の邪魔をしたりして面白いストーリー展開なのに、おじさん2人に花がないのがちょっと残念ですね😆

主人公はコペンハーゲン警察のカール・マーク警部補、寡黙で偏屈な頑固親父風です。

冒頭、カールは同僚2人と捜査中、犯人を追い詰めるものの、応援を待とうと言う仲間の言葉を聞かずに突入し、1人は死亡、1人は半身不随の寝たきりになる。カールも頭を撃たれるものの、3ヶ月後には復職する。しかし手が震えてる…。この事件、ちょっと気になるんだけど、解決されたかどうかもわからない(多分されてない)

折下、法務省が予算を出す新設部署、“特捜部Q“ が発足され、カールはその”特捜部Q“ へ移動 & 地下のオフィスでの閑職へと追いやられる。“特捜部Q“ とは、過去20年の未解決事件の書類のミスを探し分類すると言う、資料整理をする部署だった。

部下についたアラブ系のアサドは、倉庫で2年間スタンプ押しをしていたという経歴(刑事じゃない!) の持ち主。彼は意外と有能で人懐っこく優しい心の持ち主で、カールをナイスアシストします😊

そんな2人がバディを組んで、5年前に自殺として処理された、ミレーデ女性議員失踪事件の真相を、地道な捜査で追求していく…。



中々悲惨な復讐劇でした。5年もの間、食事とトイレのための二つのバケツしかない与圧室にミレーデを監禁して、犯人は一年毎に気圧をじわじわと上げていくとか😱

訳がわからず心身ともに追い込まれていくミレーデ。彼女が自身で虫歯をペンチで抜くシーンは、見ているのが辛かったです。それでも生きることに執着し、救いを信じて耐え続け、心が折れないミレーデのメンタルの強さが凄いです😰

犯人の狂わされた人生に同情できるところもあり、マトモじゃなくなるのもわかりますが、ミレーデに対する犯人の、残忍で異常な執念や怨みには、めちゃくちゃ恐怖感を覚えました😰


アサドの濃すぎて不味いコーヒー、ちょっと飲んでみたいかも😆
あられ

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