このレビューはネタバレを含みます
ジョン・カサヴェテスの長女ザン・カサヴェテスの長編デビュー作。ヴァンパイア映画に息づくエロティシズムを増幅させたような官能ヴァンパイア映画。
アメリカンなレンタルビデオショップで出会う美しきヴァンパイアの女と若い男。マニアックな映画愛が伝わってくる。
「ヴァンパイア」はブラム・ストーカーの「ドラキュラ」ではないので、ゾンビのようにもっと多様であっていいと思う。そういう意味で興味深いと思った。
監督としての技量が足りないせいか何なのか、C級感は否めない。ストーリーもさほも魅力的ではないしまあまあご都合。しかしそれでも、監督の個性・作家性の魅力は感じられた。応援したい。
終わってみるとヒューマンドラマっぽい。
79