ボーダーラインのHaoのレビュー・感想・評価

引き込まれた。
BGMはほとんどない。アスファルトとタイヤの摩擦音の様な音が低く不気味に響く。あとは鋭く静かな銃声。緩和のない緊張。

それだけに、主人公から終始醸し出される欲求不満感はそのまま観る者に浸透するようだ。

悪をもって悪を制すじゃないけど、正攻法では通用しない世界で、何が正しく、何がリアルか分からなくなる。

"嘆きの検察官"に感情移入してしまったからといって異常だとはみなされないだろう。