LUXH

ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑のLUXHのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

わかりやすい話だった。

息子がお兄ちゃんに良い面も悪い面も影響される様子も納得、やたら機械に詳しい設定を随所に使いまわしていましたね。

古典文学に明るいという接点でぐっと距離が縮まるというポイントも合コンで古典文学が嫌厭されているという場面でわかりやすく表していましたし、妻が彼との過ちを一晩ではっきりと否定したのもダラダラどっちつかずにならずわかりやすかったです。

感情をコントロールできないのと偏執的な盲目の愛でストーカー化し、結局は2人だけの世界があれば良いという視野をみせるのですが、ヒロインに自分のお母さんへの愛を、息子には自分を重ねていたのでしょうか、序盤から中盤では息子を邪険にせずお兄ちゃんのようなお父さんのような振る舞いを見せたり、家族らしいシーンに重きを置いているように感じます。

最後は怒涛の殺人・暴力の畳みかけ。

逸脱しますがおじいちゃんが骨髄移植から帰っていきなり家の中に隣人があわててバタバタしていることに心臓が止まるかと思ったとびっくりするシーンがホントそうだろうなとかなんか可哀想で地味に笑ってしまいました。

特筆して魅力的な構成ではなく後半のストーリー展開も荒々しかったですが、メインの2人が美しく、各々の感情の説明が充分だったのでまあまあ面白かったです。
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